フード・デスゲーム


見渡す限りの赤い部屋。

部屋に全員が入ると、やはりドアは自動的に閉まった。

もう、長峰君の姿を見ることはできない。


『新しい部屋に到着したため、緑の部屋での各自収集ポイントを発表致します』


聞き慣れた音声が、物凄く憎たらしい。

真彩ちゃん以外の全員が、睨みつけるようにスピーカーを見た。

場の雰囲気にそぐわない軽快な音楽が鳴ったあと、スピーカーから再度音声が流れる。


『井原 彩様…11ポイント

小上 真彩様…12ポイント

早乙女 愛梨様…21ポイント

高田 瑠衣様…11ポイント

轟 __様…11ポイント

湯木 ひろ様…9ポイント

なお、轟 __様にはペナルティとしてデスポイントが1、付与されました』


読み上げられる言葉の中に、もう長峰君はいなかった。


「…俺が最下位、か………」


湯木君が呟く。

得点が一番高いのは愛梨ちゃんだった。

あと9ポイントで勝ち残ることができる。