「……え……?」
たぶん、その場にいた全員が耳を疑った。
脱落、とかデスポイントとか…まだ番組を続けるつもりなの…?
「そ…そんなんいいだろ!医療班を呼べって!」
「制作者は頭がどうにかしてるんですか!?早く処置をしないと命の危険だってありますよ!!」
湯木君と高田君が怒声交じりに叫ぶ。
「あ……あぅ……」
視界の隅でカタカタ震えて縮こまる真彩ちゃんが見えた。
二人の怒鳴り声か…はたまた部屋の空気にすっかり怯えてしまったようだ。
「大丈夫だよ、真彩ちゃん…大丈夫だからね」
私は駆け寄り、その小さな体を抱き締めた。
『長峰 翔太様は脱落したため、この場で死んでいただきます』
スピーカーから流れる無神経な言葉に、湯木君が怒り叫ぶ。
「だから!今!死にかけてんだよ!!見てわかんねーのかテメェら、マジで頭おかし___」
湯木君の言葉はそこで遮られた。



