フード・デスゲーム



「っ…長峰、吐け!さっき食ったやつ全部!!」


轟君が長峰君の背中を勢いよく叩く。


「長峰君、口を開けてください!」


張り詰めた空気の中、高田君が駆けつける。

そして長峰君の口の中に自身の指を押し込んだ。


「吐かせるならこうした方が早いはずです…!ほら、吐いて!!」


「おぇっ……う、ぐっ……!!がはっ……!!」


その場で嘔吐する長峰君。

吐しゃ物の中には、あの緑色の植物の破片が混ざっている。

長峰君は吐いても楽になる様子はなく、むしろどんどん青ざめているようだった。


「す……スタッフ!おい!見てんだろ!?」


今まで呆然と見ていた湯木君が、パチンと弾けたように上ずった声で叫んだ。


「これ!放送事故だろーが!!さっさと来い!!」


スピーカーに向かって大きく手を振る。

きっと、私達を見ているはずの番組スタッフを呼んでいるんだろう。


「ど、毒!毒かもしれないんです!早く!!」


私も湯木君のそばで両手を振り叫んだ。

うろたえていた愛梨ちゃんも、長峰君が危険な状況だと判断したようだった。


「マネージャー!救急車!!お願い早く!!」


三人で一緒になって叫んだ。

だけど………。