フード・デスゲーム


そう言われて、真彩ちゃんは私を見た。

どうしようか戸惑っているらしい。


「私からも、それでお願いしたいな。真彩ちゃんは力を温存してて!」


私が言うと、ようやく納得してくれたのか真彩ちゃんは頷いてくれる。


「じゃあその間、応援します!頑張れって!」


真彩ちゃんはそう言って、両手で拳を作りながら声を張り上げた。


「頑張れ、彩お姉ちゃん!轟お兄ちゃん!」


その一生懸命な声援に力がわいてくる。


「ありがとう、真彩ちゃん!」


それからペースが上がったような気がする。

ふわふわとしたケーキを口に含み、アゴを動かし、飲み込んだ。

次々と、轟君と二人で真彩ちゃんのケーキを食べ進めていく。

そんな中。

“サプライズ”がその姿を見せたのは、私の手がケーキの中心部に届いたときだった。


「え…?これって……」