「う、ぐ……」
ふと、真彩ちゃんが苦しそうにうめいた。
ケポ、と彼女の口から空気がもれていく。
……きっと、もうお腹が限界なんだろう。
無理もない。
ここまで真彩ちゃんは休むことなく全ての部屋で食べ物を食べている。
そして何より、茶色の部屋ではホットケーキ…更には私の分のカレーライスまで平らげてくれているんだ。
お腹の許容量はとっくに過ぎているはず。
「真彩ちゃん、後は私と轟君に任せて休んで…!」
「そうだ、無理するな小上」
私達の言葉に真彩ちゃんは首を横に振った。
「まだ…頑張れます…わ、私も頑張らなきゃ…」
そして、両手で持っていたケーキの断片を食べ進める。
だけど一口は小さく、勢いもない。
私は食べるのを中断して真彩ちゃんに向かって笑いかけた。
「いいんだよ、真彩ちゃんはここまでいっぱい頑張ったんだから!茶色の部屋で、私の分も食べてくれたでしょう?その分、私が頑張るよ!」



