フード・デスゲーム



『皆様の健闘を称えて、“フード・デスゲーム”主催者からお祝いのケーキが届いております。皆様、室内中央のテーブルにご注目ください』


……お祝いの、ケーキ……?

もしかして……最後の食べ物って___。


『クローシュのロックを解除いたします』


私達が見守る先、テーブル上のクローシュが自動的に開いていく。

その中から現れた食べ物は……ケーキだった。

七つのクローシュ全て、同じケーキ。

真っ白なホイップクリームに苺が飾られた…いわゆるショートケーキ。

だけど。

私達はゴクリと息を飲んだ。

真彩ちゃんが圧倒された様子で呟く。


「す…すごく大きいです……」


そう、大きい。

クローシュの中から現れたケーキは、切り分ける前の状態…ホールケーキだった。

それも、恐らく一般的なサイズではない。


『今回は特別に、7号サイズ…直径21㎝のケーキをご用意いたしました。サプライズも含め、心ゆくまでご堪能ください』