フード・デスゲーム


「やっぱり、撮影…なんですよね?これ…」


同意が欲しくて、近くにいたドアノブの男の子に声をかける。

男の子はスピーカーを睨んだまま、小さく唸るように呟いた。


「…知るか、そんなこと」


吐き捨てるような言い方にムッとする。


「そんな言い方しなくても___」


言いかけたとき、スピーカーから再び音声が流れ始めた。


『これより、フード・デスゲームのルールをお知らせ致します』


視線が無意識にスピーカーへと向く。


『皆様にはこれより、一部屋ずつ…合計七つのお部屋で“お食事”をしていただきます』


お食事…?

そう言えば、これは“フード・デスゲーム”と言っていたっけ。

フード…もしかして食べ物を食べるだけのゲームなのかな?

スピーカーからは続けるように機械音が流れた。


『食べ物には各々ポイントが付いており…低い順から3点、5点、そして10点となっております。これらの点数を30点集めた方は生還、できなければ脱落となり…』


___死んでいただきます。