私のことを呼び出した蒼は、たどたどしく話し始める。
私のことを心配くれているのだろう。
そんな必要はないのに。
「花凛は、その……平気か?」
「私?」
私は平気だ。
平気に決まっている。
だって……
平気じゃないのは、むしろ蒼のはずだ。
「直哉のこと、ずっと好きだっただろ?」
私はそれには答えなかった。
自分は沙里奈のことが好きなくせに。
それなのに私のことを考えてくれる蒼は、人がいいと思う。
あるいは、それだけショックを受けているからこそ、私のことまで思いやれるのかもしれない。
バレないように、そっと息を吐く。
「たぶんだけど、今日の放課後ふたりから報告があると思うんだ」
私と蒼、直哉、沙里奈の4人は、入学以来ずっと仲良くしている。
そのグループの中から、昨日めでたくカップルが誕生した。
私のことを心配くれているのだろう。
そんな必要はないのに。
「花凛は、その……平気か?」
「私?」
私は平気だ。
平気に決まっている。
だって……
平気じゃないのは、むしろ蒼のはずだ。
「直哉のこと、ずっと好きだっただろ?」
私はそれには答えなかった。
自分は沙里奈のことが好きなくせに。
それなのに私のことを考えてくれる蒼は、人がいいと思う。
あるいは、それだけショックを受けているからこそ、私のことまで思いやれるのかもしれない。
バレないように、そっと息を吐く。
「たぶんだけど、今日の放課後ふたりから報告があると思うんだ」
私と蒼、直哉、沙里奈の4人は、入学以来ずっと仲良くしている。
そのグループの中から、昨日めでたくカップルが誕生した。



