チチチチチチ




妙に音の大きい目覚まし時計が鳴り響いた。




「起きて~真琴~涼華~お父さん~」




「んぁ・・・お母さん・・・ふぉは・・・」


長男の真琴(6)



「お母さん~涼華ねっ・・夢見たんだよ」




長女の涼華(5)




「そっかぁ~・・・あれ?お父さんは・・?」




「まだ寝てるよ~?」




「分かった。起こしてくる」




寝室に向かう。




「お父さん~?起きてよ?朝・・きゃ!」




私の腕が布団の中に引っ張られる。




「二人っきりだね・・・?おはよ」




「・・バカ・・・・」