ポストのお兄さん





私落ち着きを取り戻した。




「ふぅ・・・・もう平気だよ。山都」




「そっか。んじゃ話すね」




山都は私に分かるようにゆっくり話し出した。




「実は・・・俺と泉ちゃん・・・グルだったんだよね」




「グル?!」




「そう。うまく俺の家に舞を呼び出すために嘘ついてもらったんだ♪」





私は事実を知り、安心した。




「よかったぁ・・・浮気は嘘だったんだね」





「ごめんね・・・?心配させて・・・」




「ううん・・・安心した・・・」




山都は私の頭を優しく撫でた。





「んでね・・・大切な話って言うのはね・・・・」





山都は持っていた何かの用紙を取り出した。