その葉を見て、呆然と立っていた少年の顔が見る見るうちに青ざめてゆく。

「はっ、はっ・・・ああああああああああああああああああああああ!!」

少年はその場に倒れこみ、嘔吐した。

「大丈夫!?今、先生を」

「あ、ぐあっ、うぐぅ、待っ・・・ってええええ!!」

ベットの近くにあるナースコールを押そうとした瞬間、必死に叫び止めた。

「呼ぶな・・・あんな奴ら、俺、をっ、絶対、可笑しい、て、笑う」

胸を抑えながら、その場を立ち、ベットに寝転がっている少年の首に手を伸ばした。

「あは、あ、はははは、なぁ俺、らは2人で1人、そうだろぉ?」

「う、あああ!!」

少年の細くて白い首に、もう1方の少年の手で首を強く絞められる。

苦しくて必死に抵抗しているが、ベットから立ち上がれずにいる少年を、ニタニタと不気味に笑いながら見下ろす。

「ずるい、ずるい。許してもらうだなんてずるいいよおおおおおお!!」

首を少年が嘔吐を止まらせ、必死にベットでもがく少年に向かって叫ぶ。

「俺だってぇ、同じだあ、なのに、ずるいいいいい!!」

「く、ああっ」

小さな子供が、自分の好きな物を買ってもらえずに駄々を捏ねている様に、少年は叫び続けた。

「俺も欲しいいいいい!良いな良いな良いな良いな良いなずるい、俺にも頂戴!!」

ますます首を絞める力が強くなってゆく。

それにつれ、首を絞められる力が強すぎて、そろそろ意識が無くなりそうな少年は押そうと思って押さなかったナースコールに手を伸ばした。

それに気づかない片方の少年は、未まだに首を絞め続けている。

その時、病室にはナースコールの音が響いた。