いや、知らない知らない!!
なんで言ってくれないのよ!?
そんな大事な情報なんで私知らないよ!?
思わず立ち上がって結花に詰め寄ったらバツが悪そうに目を逸らす。
「言う必要性感じなかったし……。
まさかこんなに神崎くんが叶葉に肩入れしてるなんて思わないし……」
「……まぁ、いいや。
結花と知り合いなら神崎くんも安心だね!これでなんも心配もなく勉強会を迎えられる!!」
こんな感じで結花をテストから救い、私は沢山冬也と一緒にいれて、神崎くんとも仲良くなれる。
一石三鳥、素晴らしき!
「…ぃよーし!みんなで平和に中間テスト乗り越えていくぞー!おー!!」
自分を鼓舞するために勢いよく拳を空高く突き上げた。
「おー!!」
それにつられて結花も拳を突き上げる。
そんな私たちを冷たい目で神崎くんは見ていた。
私たち、叶葉と結花は忘れていたのだ。
神崎くんには冬也のことを叶葉の兄だと紹介していたことを……。



