「ただいまー、て神崎くんじゃない」
神崎くんの背後から聞きなれた声。
体を横に傾けて存在を確認しようとすると、甘いカフェオレの入った紙パックにストローを刺して飲んでいる結花。
「なんで?」と不思議そうに神崎くんに聞いているけど、神崎くんからしたら図書の先輩の隣にいつもいる人に話しかけられている変な状態だ。
「あのね、結花。神崎くんも勉強会参加するって」
「えぇ!!何考えてるの君は!
絶対に惨めな思いするだけだからやめな!?」
「……しょうがないじゃないですか。それじゃあ時山さんがどうにかしてくれます?」
「いや、私はどうもしないよ」
……あれ、なんかこの人達
仲良くない?
気のせいか?
そんな私の疑問を知らずに、私ことは放っておいてペラペラしゃべり続ける二人。
これは、明らかおかしい……。
「二人は知り合い?」
「うん。中学一緒だからね」
「へえ?」



