その名も、『時山満点伝説』
時山結花は父親に大好きなアニメの原作である漫画を全巻買ってもらう約束として学年上位3位以内という約束を果たすべく、3週間の月日を猛勉強して学年1位、ほぼオール満点を取ったのである。
後にも先にもあそこまで勉強を頑張っている結花を見たのはあの時だけ。
だから私たちの代の伝説とされてしまっている。
「あーれーはー!明確にやりたい理由があったから頑張れたの。今のとこ私に勉強やるモチベーションとなることがないの」
「ほんと結花はわかりやすいね」
「大体の人はなにか原動力がないと動けないでしょ」
確かにそうだけど結花の場合は原動力となる歯車の大きさが桁違い。
結花が本気を出してしまったら今すぐにでも成績は越されてしまうだろうね。
「結花ちゃんも瑞峰大に来るの楽しみにしているよ!」
「勘弁してくださいよ。そんなフラグ立てないでください!!」
ぎゃあぎゃあ言い合っている2人を微笑ましく眺めながら、私は甘いパンケーキを食べ進めたのだった。



