彼氏から煙草を取るためには




今まで意図して話していなかった大学についてのことがペラペラと結花の口から放たれていく。



洛央大と言ったら瑞峰大と遜色ないほど有名な大学である。でも大きく違うのは洛央大は県外だ。





「洛央大かー。確かに立派な大学だけど、叶葉はそこに行く予定なの?」

「そ、それはぁ〜」





少しの気まずさから、スっと視線をずらす。



正直に言ったら色々考えすぎて逆に分からなくなって、咄嗟に書いただけだ。


でもそう答えたところで「じゃあ瑞峰大と書いたらいい」なんて言われたら何も言えないわけで。





「……確かに、瑞峰大がありました」



考えに考えた対処法はしらばっくれるというなんとも情けないやり方。

あたかも瑞峰大学なんて大学忘れていたを突き通すつもりだったのだが、




「それは言い訳苦しいって」




ちょっと黙りなさい!

結花!!



結花がそんなもの容赦なく切り落とす。完全に結花は冬也サイドだ。

キッと結花を睨んだら、反応を伺おうと冬也を見る。




「洛央大でもいいとは思うけどね、でも遠距離恋愛はちょっと悲しいかも」


「……」