彼氏から煙草を取るためには



「まさかだけど付けてきたとか思ってないよね?本当にたまたまだから」




私の隣になんの躊躇もなく座って来るこの人。

そんな人私の友人関係に1人しかいない。




「……結花は誰と来たの?」

「家族と!でも叶葉見つけた瞬間抜けだしてきたわ」





そんな満面な笑みで言われてもね……。


綺麗なボブヘアーに
可愛らしいヘアピンを付けた女の子。


時山結花。


何故か私の隣に座っている。





「あんたはどうせ仙谷先輩とおデートだろうね。でもどこ見てもその仙谷先輩がいないけど」

「…それなら私のために絆創膏買いに行ってくれてる」

「絆創膏??靴擦れしたの?」




結花からの質問に小さく頷くと、驚いたように目を見開いている。




「金髪だかタバコだかでどんな不良になったかと思ったら紳士じゃん」

「不良って中学生じゃないんだから…」

「どっちにしろ見た目はチャラくてもちゃんと王子さまで安心したよ」