でも、あの日、冬也が思いを伝えてくれたあの瞬間は、今でも夢に見るぐらい心に残っている。
だって今まであんなに美しい人なんて見たこと無かったから、私に新しいフォルダーファイルな改築された瞬間だ。
そんなの忘れるはずない。
「……はぁ、なんだか怖い」
……
「……そうかぁー愛されすぎて怖いのか」
「!?!?」
つい溢れた言葉。
そこに突然、少し低めの聞き慣れすぎた声が耳に響いた。
まさか返事が帰ってくるなんて思わなくて、掛けられた言葉の持ち主を探そうと視線を上げた先。
これまた見慣れたボブヘアーの、一人の女性が佇んでいる。手にはショッピングバッグ、空いた片手で優雅に手まで振って。
「……っ、なんでいるのあんた!」
そんな私の発言に怪訝そうな顔をしている。
「まさかだけどつけてきたとか思ってないよね?本当にたまたまだから」
私の隣になんの躊躇もなく座って来るこの人。そんな人私の友人関係に1人しかいない。



