そんな悶々と考える私の足元でしゃがみこんでいた冬也は突然立ち上がるとキョロキョロ辺りを見渡し始める。
んん?急にどうした?
ある程度周りを見渡し終わったら、また私に向き直って口を開いた。
「どっかで絆創膏買ってくるから待ってて」
「え?」
「コンビニとかには売っているはずだからすぐに帰ってくる」
「いや、そう言うことじゃなくて!」
そこまでして頂かなくても!?
確かに痛々しい傷かもしれないけど本当に慣れっこで!こんなのもう少ししたら痛みも引くし!
「まさかこの状態で歩けと言うとでも?」
「う、うぅ……」
「5分で帰ってくるから待ってて。絶対に知らない人について行かないでよ」
「まっ…!」
それだけ告げると冬也は私の言葉も待たずに歩いていってしまう。
引き止めるために伸びした私の右腕は空振りで終わったのであった。



