肩に手を置かれて押し込まれるように座らされると冬也によって靴が脱がされた。
「すっごい痛そうじゃん」
「……痛くないもん」
「何強がっているの。痛くなかろうがこんな状態で歩かせるわけないからね」
私の『靴擦れなんか痛くないから早くおデート再開しよう作戦』はあっさり見破られ粉砕。
あぁー、こんなことならパンプスなんて履かなければよかった。
て言うか、しっかり時間に余裕を持ってデートの準備をしていたら靴も服もじっくり選べたはずで……。
冬也の手によってスルッと脱がされた靴下から現れた傷口に何故か冬也が顔をしかめる。
「こんなの絶対痛い」
「もう慣れだよ、慣れ!」
……
そんな哀れな人を見るような目を…。
そんな根性論は通じないらしい。



