今更だけど
冬也の好きな物が何か知らない。
強いて言うと、家の雰囲気から見て落ち着いた色の物が好きなのかも。
でも高校生の時も今もかばんにキーホルダーを付けているところなんて見た事ないし。
沢山並ぶキーホルダーコーナーから視線を外すと、雑貨を見て回る冬也の姿。
もしかして、あまりキーホルダー使わないのかな。
ぐるぐる考えても考えが上手くまとまらず、そんな中で私が選んだものは。
……
「これは、キーホルダー?どう見てもキーケースだけど」
「うん。キーホルダー探すの大変だったから普段使いしやすいキーケースにした」
冬也が黒色、私が茶色のキーケース。なんとも大人っぽい買い物(偏見)。これで私の三歳児イメージは払拭できるはず。
お揃いのキーケースなんて、なんともオシャレ!
きっと冬也も喜んでいる……と言うよりも驚いている。
「叶葉って凄い大人だね……」
「ほんとぉ!」
これは、八尋叶葉の三歳児イメージ払拭作戦は無事遂行されたみたいです!



