体に巻き付いた冬也の腕を解いて、玄関まで来たらローファーを履く。


その間も冬也は、片手を腰において

にしてもあんなに可愛いこと言うとかやばすぎ、などとぶつぶつ言ってたけどオール無視。




「可愛いなんて思ってるなら
私のためにタバコやめ…「はしないけどね?」

「………」




ダメだこのチャラ男。
この金髪といい、タバコといい
ダメな男の福袋なのでは?

でも有名な大学に通ってるし、高校のころは普通だったから。


……それでも今がこれじゃあね。



「…次は1週間後にくる。
もうそっとしておいてください!!」



それだけ言い捨てたら私は冬也の家を後にした。