三歳児か何かと思われてる?



私はそんなことであなたを怒るほど短気なんかじゃない。

その原因は─────





「ねぇ叶葉。大丈夫?」





口の端がにこっと上がって
首も一緒に傾けて

心配そうに私の顔を覗き込んでくる冬也。



───いつもはここで断念しちゃう。



冬也の顔のかっこよさにやられていい感じに言いくるめられちゃうけど

今日は違うもん。






「…今日は冬也にお願いがあるの」


「え、怖いって!?」


「聞いてくれなきゃ帰る!」


「えぇ~っと、
んまぁ、とりあえず聞くよ。ほら言ってごらん」






少しびっくりして苦笑いを浮かべていたけど
聞いてくれる姿勢になってくれた
冬也は続けてこう口を開いた。






「俺のかわいいお姫様のお願いはなんでも聞くよ」





その言葉を聞いた私は瞬時に、