思わず名前を呼びかけた。
きっと話の流れ的で出てきた世間話の延長みたいなのだろう
そう思ったけど、
じっと私を見る瞳も、その言葉のトーンもなんだか深く低く見えて、普通じゃなかったから。
ふわっと手を伸ばしかけた時。
ペタっと。
冷たいものが頬に当てられたのはすぐのこと。
「冷た!!」
反射的に横をむくと面白そうに笑いながら飲み物を片手に持つ冬也がいた。
「はい、勉強会お疲れ様」
ほい、と渡されたものを咄嗟に受け取り、まじまじと見てみると缶コーヒーだった。
「頑張った3人に俺の奢りね」
「え、あっ…ありがとう…!」



