彼氏から煙草を取るためには

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ページをめくる音だけが続いていた。

そんな中、いつの間にか時計の針は予定時刻を過ぎていたらしい。


このまま今回の勉強会はお開きとなった。




空はオレンジ色に染まっていて、
すっかり夏日だったお昼よりも涼しい風が吹いている。





「今日でだいぶ分かったし、2年ぶりの学年1位もあるかもー!」



「その自信はどこから湧いてくるのよ」






今日の私の苦労を思い出して、あまりの悲惨さに思わず声のトーンが下がる中。


そんな私の現在進行形の気苦労を知ってか知らずか


胸元に手を当てて


ここから!!と元気いっぱいの声が返ってきた。






「もういいや。
結花がこんなに元気なら私はいい」

「もうママじゃーん」





ぎゅっと右腕にしがみついて来て、
ほっぺをすりすりさせてくるから遠い目をする。