「まずは結花ちゃんと叶葉の二人で行ってらっしゃい。俺たちはまだやることあるから」
「……ふぁい」
パッと冬也の指が離れた瞬間、
飛び跳ねるように距離を取ると荒れた呼吸を整える。
どうしよう、不自然なぐらい動揺しちゃった。
こんなの神崎くんに関係を怪しまれるのも時間の問題。
突然の冬也の行動に驚いて、鳴り止まない心臓を宥めようと胸元を押さえながら
結花を見ると
こちらも目をまん丸にして驚いている、がだんだんと呆れ顔に変わった。
「はーい叶葉ちゃん。
私と一緒にご飯食べに行きましょうねー」
「ど、どうしたのよ……!」
突然の赤ちゃん言葉、なのにすっごい棒読み。
どうしよう、結花までおかしくなった。



