「あの時に言ってくれたからこそ神崎くんを勉強会に誘う後押しになったしね」 私の懸念だった“神崎くんがぼっちになる”ことは結花が阻止してくれて有り難かった。 だから何も結花が思い詰めるようなことはない。 ぽんと肩を叩くと 「自分に自信持ちな」 そのまま、ぱちりと視線が合った時 「……はぁ〜、もう…」 結花は人の顔を見るなり盛大なため息をついた。 なんとも失礼である。 人がいいことを言ったあとに。 彼女は何かを考えるように両手で顔を押さえる。 ────と、同時に。