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「まずあんたはノートを写しなさい。
てかテスト前の授業ぐらい寝ずに受けなさい」
「受けてるわよ。ただつまらなすぎて記憶にないし、ノートを書くことも忘れてるだけ」
だからそれを止めろって話よ……。
既に嫌そうにペンをくるくる回して唇を尖らせている結花にため息をつく。
この人は一体どうやって1年生の頃に学年一を取ったんでしょうか?
謎すぎて笑えない……。
「はい、これノート」
「神様仏様叶葉様、感謝申し上げます」
ノートを写し始めた結花を横目に私も勉強を始めようと前を向いたとき
ちらっと視界に入る2人の男たちの姿。
「────……。わかった?」
「あーなるほど。冬也さん天才」
そしてこの2人は打ち解けすぎだ。



