「これは?」
「菓子折りと謝罪金です」
「いや、いらないよ!?」
でも、私が冬也に出来ることなんてこれぐらいしかない。
だから是非受け取ってください。
「私はこれぐらい冬也に酷いことしたんです。
なのでどうか受け取ってください」
「いやいや、彼女から菓子折りと謝罪金取る人なんていないから」
冬也に向かって反論しようとした時、
私のスマホから軽やかな音楽が流れて、思わず頭をあげれば。
不意打ち。
一瞬、唇に柔らかさと熱が伝わった。
「俺はこっちのほうが欲しい。
今貰ったから許すよ」
だめだ、冬也に勝てない。



