上からはぁとため息が降ってくる。
思わずビクッ!体が反応した。
「……これからはもう少しマシな嘘つきな」
「…………え?」
マシな、うそ??
弾かれるように顔を上げて、冬也を見ると
困ったみたいにおでこに手をついている。
これは怒っている、というより……呆れている?
「なんでお兄ちゃんだよ。
友達とか先輩とか色々あっただろ。せめても血の繋がりがないやつで」
「…………う、うん…」
私、冬也の情緒が分からないや。
ついさっきまでの肉食動物並の怖いオーラはどこへ?
なんだかよく分からないけどとりあえず私が今出来ることは謝ること。
手に持っていたかばんから菓子折りと謝罪金を出すと
「申し訳ございませんでした!!」
思いっきり頭を下げた。



