この雨を虹にしてくれた君へ


私は、どこで間違ったのかな。

何が欠けていたのか、今だからわかるのは、きっと。

ふり続ける雨は、いつの間にか虹になっていた。

静かに、でも心強く、濡れた私の心を乾かしていく。

私はそのなかで、君と一緒に空にかかる虹を見上げていた。

ねえ、瑠衣くん。あの雨はやんだよ ―――。


これは、この雨を、虹にかえてくれた君への物語。

私達の物語は、まだ始まりにすぎない ―――――




この雨を虹にしてくれた君へ。

【完】