「カッコいい子は何してもカッコいいけど、そうでない子があんなことしてもねぇ⋯⋯」
登茂子は、笑いすぎて涙目になっており、私もつられて大笑いしていた。
「千鶴、相変わらず、好きな人いないの?」
唐突に尋ねられ、
「え?いないよ、そんなの。登茂子こそどうなのよ?」
「うん⋯⋯」
「え、何?そのリアクション。もしかして、あのサッカー部員の⋯⋯」
「違う!あんなダサい子たちじゃなくて、バスケ部だから!」
登茂子は、口が滑ったようだった。
「ふーん⋯⋯で、だーれ?」
「誰にも言わない?」
「言うわけないでしょ」
「⋯⋯松岡くん」
耳まで真っ赤になりながら、登茂子は言った。
「そうなの?全然気づかなかった!一度もそんなこと言ってなかったのに」
「だって⋯⋯去年は彼、チビだったから眼中になかったんだ。でも、急に背が伸びて雰囲気も変わったし、文武両道だし、顔もいいじゃない?」
登茂子は、笑いすぎて涙目になっており、私もつられて大笑いしていた。
「千鶴、相変わらず、好きな人いないの?」
唐突に尋ねられ、
「え?いないよ、そんなの。登茂子こそどうなのよ?」
「うん⋯⋯」
「え、何?そのリアクション。もしかして、あのサッカー部員の⋯⋯」
「違う!あんなダサい子たちじゃなくて、バスケ部だから!」
登茂子は、口が滑ったようだった。
「ふーん⋯⋯で、だーれ?」
「誰にも言わない?」
「言うわけないでしょ」
「⋯⋯松岡くん」
耳まで真っ赤になりながら、登茂子は言った。
「そうなの?全然気づかなかった!一度もそんなこと言ってなかったのに」
「だって⋯⋯去年は彼、チビだったから眼中になかったんだ。でも、急に背が伸びて雰囲気も変わったし、文武両道だし、顔もいいじゃない?」



