碧斗side 日に日に、清水と翠咲の距離が近くなっていく。 僕は、不安で仕方がない キミが、どんどん僕から離れて行ってしまうみたいで。 僕以外のこと、そんないとおしそうに見つめないで。 明らかに、想いあっている視線。 …その視線を向けられていたのは、少し前まで僕だったのに。 ――――――醜い、黒い感情が、僕を満たしてゆく