碧斗side
僕は夢を見た。



とても、幸せな夢。






幼い僕が、幼い女の子と遊んでいる。

その子が誰なのかを知りたくて、顔を見ようとする。






でも、見せてくれない。見られたくないみたいに。


隠される。その子が誰かがわからないまま、目が覚めた。




リアルな夢だった。現実にもありそうな。


あの子は誰なのだろう。



…僕が、翠咲以外の人のことがになるなんて