6月に校外学習があって、翠咲と同じ班をつかみ取った僕は、帰り道で告白した。
ダメもとだったのに、ふわりとほほ笑んで
「私の中でも、山川君は特別な感じがする」
と言ってくれて、付き合ってもらえた。
全校生徒に自慢したいぐらいだったのに、
ほんとに仲の良い人にだけ言ってほしいといわれた。
それでも、休日に予定を合わせてデートは行った。
その時に、手をつないだり、キスをしたりと恋人らしいことをした。
デートの時に僕が買ってあげた、翡翠色のネックレス。
キミは、休日にはよくつけてくれていたんだね。
病室にいたキミは、僕がプレゼントしたネックレスを着けていた。
翠咲…自惚れてもいいことなのだろうか
翠咲、大好きだよ。
これからは、気軽に伝えられないの?
