隣の年下くんがダンジョンの同居人につき、リアルでも溺愛始まりました

 美味しい野菜は食べられるし、食費も浮くので、ありがたすぎる。

 今夜は五百城のリクエストもありオムライスだった。たっぷりと卵と牛乳を使い、チキンライスには冷凍野菜ではなく、有機農家の新鮮で美味しい野菜を入れた。
 オニオンスープには、五百城の家庭教師先のお母様が、パン教室で作ったという手作りフランスパンと、実家が酪農家だという焼き鳥屋の常連のおばさまからいただいたモッツァレラチーズ入りだ。

 ありがとう! 五百城のアルバイト先の皆さん!

 ありがとう! 五百城へ課金してくれてる皆さん!!

 やっぱり顔面がいいと、それだけで貢がれるものなのね。
 五百城を見ていると、しみじみ実感してしまう。

「烈火さん、クリスマスイブって予定あります?」

 突然、勇者峯岸何某と同じ質問をされて、鼻からオニオンスープ出かけたよ……。

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「クリスマス限定アイテム、今年も狙いますよね」

 そういえば毎年クリスマスもイブもゲームにインしていた。
 ログインする理由はもちろんクリスマス限定アイテムのためである。
 毎年、正月とクリスマスには、シーズンを意識した限定レアアイテムを放出してくれるのだ。

「公式のサイト発表によると、今年のクリスマスアイテム、同居人限定アイテムは、ハグモーションらしいです」

「えええ!
 それってついにクリスマスバージョンのハグモが出るってことお!」

「おそらくは、そうじゃないかと睨んでます」

 五百城の目がキラリと光る。