隣の年下くんがダンジョンの同居人につき、リアルでも溺愛始まりました

 なんと神々しい。写メっていいかな。

 若干ときめきながら、見つめていると五百城が助けを求めるようにこちらへとチラリと視線を向けた。

 「はーい。大きいお口開けてー」

 結愛が無理やり、五百城の唇へとスプーンを押し込んだ。半ば無理やりプリンを押し込まれた五百城はなんとも言えない表情で咀嚼している。

 鵲が「美味しい? ムギくん? 美味しい?」と瞳を潤ませて彼の感想を待っている。五百城が「……」しばし沈黙したのち、「う!!!」とトイレに駆け込み。そして嘔吐(えず)いた。

 鵲が「うわっっ! きっっっもっっ!!」と、言ってはいけない言葉を発する。それはそうだろう。ピュアな美少女にとって虹でしかないあれをリアルで耳にしたのだ。好きな彼のだとしても、メンタルを抉るはず。

「あ、あたし……違うから!
 きっとあんたの家の卵かなんかが腐ってたんでしょ!
 きっとそう!」と責任を押し付けだした。

 料理で作った卵が腐っていたのなら、私はどうしてなんともないのだろう。
 私のお腹、最強なのかな?

「あ! このあとバイトがあったんだったー!
 じゃ、ムギくんまたゼミでね!」

 鵲は逃げるように廊下をかけていった。玄関のドアが勢いよく閉まる音が響く。トイレの水が流れる音がして、しばらくしてから五百城が出てきた。
「あ、これ使う?」と用意しておいたハンドタオルと水を入れたコップを差し出す。

「ありがとうございます」