隣の年下くんがダンジョンの同居人につき、リアルでも溺愛始まりました

 もう気持ちをリセットして五百城は、ペテルギウスのイベントの話を始めた。
 ちょっと心配した感情、返してもらえますか?


「いやいや、そうだけども。あの状況から、ゲームにインできるの?」

「今夜のペテルギウスのイベントで、貢献値上位5名には、チュンカ配るって、今キングが」

 スマホの画面をあたしへと向ける。そこにはペテルギウスのチャット欄に書き込まれたキングからのメッセージが映っていた。
 キングの文言を読むと……。

「チュンカ。5万??」

 貢献度ランキング1位が5万、5位でも1万の賞金が出る。この書き込みに、思わず声が裏返る。しかもランカーの幹部は今回のランキングから除外されるという。これは大いにランクインする可能性大である。
 五百城もこれには興奮が抑えられない様子だ。

「僕、強化したい装備あって、課金石欲しかったんで本気で1位狙いに行きます」
「私だって、本気で狙う!」

 五百城に向かいライバル宣言をしたところで、「ちょっと待って!」と遠くから女子の声が響いた。ふっと振り返ると、そこには先ほどのムギちゃんそっくり美少女が仁王立ちでいた。

「待ちなさいよ! そのおばさんが彼女とか! 絶対、嘘でしょ!」

「まだ20代ですが?」