突如、手の上に乗るぬいぐるみが消えた。と同時に、腕が引っ張られ、ぐいっと引っぱられる。
驚いていると、目の前に五百城がいた。何が起きているのかわからないまま見上げる。
慌てて五百城から離れようとした途端、掴まれた手首を痛いほどにギュッと握られた。そして五百城は私を抱きしめた。ドラマみたいなハグのシーンはゲームの世界なら花びらが舞う美しいモーション映像が流れているはず。
だけど現実は、――掴まれた手首がめっちゃ痛い!
しかし、今さっきまで、五百城とムギちゃんそっくりの美少女が修羅場をしていたタイミング。
確実に、いや絶対に、この修羅場に巻き込まれたのでは?
気がついた瞬間、背中を何者かにバシンと叩かれた。
うっ! ……これはHP削られるやつ!
「 麦くんから離れてよ!!」
ムギちゃんそっくりの顔をする美少女の叫び声が響き渡る。
“いや、離れたいし、そもそもハグモの承認ボタン押してないし!”
文句を言いたいけれど、五百城が、接着剤でくっけられたみたいにびっちりと張り付いているものだから、言い訳も文句も言えずにいる。ようやく手首を押さえ込んでいた力が緩むと、五百城は私の耳へと近づいて、「助けてください」と、囁いた。
この状態で、どう助けろと?
驚いていると、目の前に五百城がいた。何が起きているのかわからないまま見上げる。
慌てて五百城から離れようとした途端、掴まれた手首を痛いほどにギュッと握られた。そして五百城は私を抱きしめた。ドラマみたいなハグのシーンはゲームの世界なら花びらが舞う美しいモーション映像が流れているはず。
だけど現実は、――掴まれた手首がめっちゃ痛い!
しかし、今さっきまで、五百城とムギちゃんそっくりの美少女が修羅場をしていたタイミング。
確実に、いや絶対に、この修羅場に巻き込まれたのでは?
気がついた瞬間、背中を何者かにバシンと叩かれた。
うっ! ……これはHP削られるやつ!
「 麦くんから離れてよ!!」
ムギちゃんそっくりの顔をする美少女の叫び声が響き渡る。
“いや、離れたいし、そもそもハグモの承認ボタン押してないし!”
文句を言いたいけれど、五百城が、接着剤でくっけられたみたいにびっちりと張り付いているものだから、言い訳も文句も言えずにいる。ようやく手首を押さえ込んでいた力が緩むと、五百城は私の耳へと近づいて、「助けてください」と、囁いた。
この状態で、どう助けろと?
