「ゲーム、お上手なんですね」
と、峯岸は率直すぎる感想を述べた。否定をしようと思い口を開いたが、その口をもう一度ぎゅうっとつむんだ。
そうだ。もう、今更隠す必要はないのだ。
「実は、こういうゲーム大好きなんです」
そう正直に告げる。流石に引くだろうなあと思ったが、やはり勇者である。
どんなものにも寛容だ。
「そういうことでしたか。
さっきの燕さん、すごく生き生きとされていましたよ」
「ちなみにどんなゲームをプレイされるんです?」と興味深げに尋ねられた。正直にゲームの名前を告白したが、峯岸は知らないゲームのようだった。それもそのはず、あのゲームは超廃課金ゲームである。
狂ったゲーム中毒者ではないハイスペ男子の峯岸が知っているはずがない。
「あ、別のブースを見てみましょうか」
と話題をさっくりと変えて、別のブースを指差した。その先に、見たことがある猫耳をつけた女の子がいた。
「ムギちゃん!!!!!」
つい叫んでしまったせいで、猫耳女子に気づかれた。
ブースにいるのは鵲結愛である。
