隣の年下くんがダンジョンの同居人につき、リアルでも溺愛始まりました


「それは……バイト中だったので」

「バイト……?」

「ログインしたら烈火さんがインしてたので、デイリーやっておいた方がいいかと思ったんです。だから、ボイチャで喋ってたの聴けてないです」

「バイト中にゲーム?」

「ええ、暇だったので」

 さすがは学生。社会人にその告白は口が裂けようとできまい。

「そんなことよりも、ずっと大事な事を話さなくちゃならないと思うんですが」

バイト中にゲームをしていた話以上に話さなくちゃならない大事なことなんてある?

と思いつつも五百城の話に耳を傾けた。

「あの偽彼氏、首にしてもらえますか?」

綺麗な顔をしてなんて毒を吐くのだろう。

「言い方……」

確かに勇者との今後のお付き合いにはアップデートが必要である。

五百城と同時進行は流石によろしくない。

だがしかし……。
峯岸にとって、今のタイミングは痛手すぎるだろうし、父の心臓も止まらなければいいが。
全く、勇者様よ。
単純生命体のスライム如きに何を背負わせているんだ。