隣の年下くんがダンジョンの同居人につき、リアルでも溺愛始まりました



「まだ濡れてますね。僕、乾かしてあげますよ」と、ドライヤーを取りにバスルームへと戻っていった。

「あっ。待って……!」

さっきからずっと、五百城のペースに飲まれている。ここはしばし休憩をさせてくれないだろうか。このまま振り回されっぱなしは、心臓的に危険である。

ドライヤーを持って戻ってきた五百城を仁王立ちで向かい討つ。

「聞きたいことがあるんだけど!」

「なんです? いつから僕が燕さんのことを好きになったかってことですか?」

「それ聞きたい! ……じゃなくて!
ゲーム……。いきなりログアウトしてたのあれなんでなの?
いつもだったら、部屋に戻るし、ハグだってするのに。
だって言ってたでしょ。
装備の耐久ボロボロだって。だったらせめてハグぐらいしてから落ちれば良いのに。
ゲームが終わった途端、他人行儀な態度だし。ボイチャつけてたのになんにも返事しないし!
いくらなんでも冷たすぎるっていうか」

口を開いたら、どんどん不満が口をついて出た。
どうしてか、五百城の前だと、言わなくて良いことまで言ってしまう。この口のゆるさが憎い。