「ペナルティ?」
「はい……。好きになってしまったペナルティです」
そういうと、五百城は私を抱き上げていた腕を緩めた。バスルームに薄らと溜まった床へつま先を浸す。
顔を向け合い、互いがそこにいることを確かめるように、血色を失った頬へと触れる。
震える指先は、悴んでいて感覚が鈍かった。
視界が霞んでよく見えない。
私は今、どんな表情で、五百城を見つめているのだろう。
叶うなら、心の奥底の欲望を見透かされなければいいが。
そう願いながら、互いの唇を触れ合わせた。
甘く、柔らかな唇の感触と、身体の熱を奪い続けているシャワーの水の感覚が肌を震わせる。
ようやく湯に切り替わり、狭いバスルームに湯気が立ちはじめる。
薄靄が互いの輪郭を隠す。
指先が触れているのか、それとも肌の上を流れ落ちる湯なのかわからないほどに五百城の指先は優しく、そして温かかかった。これがペナルティなら、もっと禁忌を犯してしまいそうである。
執拗なキスが終わりを見せて、ようやく彼の視線と交差する。
黒曜石のような輝きを放つ美しい景色に浮かぶのは私だ。
私、この人のことが好きなんだと、改めて想う。
「好きです、燕さん……」
そして、五百城は私のリアルの世界の名を呼んだ。
「はい……。好きになってしまったペナルティです」
そういうと、五百城は私を抱き上げていた腕を緩めた。バスルームに薄らと溜まった床へつま先を浸す。
顔を向け合い、互いがそこにいることを確かめるように、血色を失った頬へと触れる。
震える指先は、悴んでいて感覚が鈍かった。
視界が霞んでよく見えない。
私は今、どんな表情で、五百城を見つめているのだろう。
叶うなら、心の奥底の欲望を見透かされなければいいが。
そう願いながら、互いの唇を触れ合わせた。
甘く、柔らかな唇の感触と、身体の熱を奪い続けているシャワーの水の感覚が肌を震わせる。
ようやく湯に切り替わり、狭いバスルームに湯気が立ちはじめる。
薄靄が互いの輪郭を隠す。
指先が触れているのか、それとも肌の上を流れ落ちる湯なのかわからないほどに五百城の指先は優しく、そして温かかかった。これがペナルティなら、もっと禁忌を犯してしまいそうである。
執拗なキスが終わりを見せて、ようやく彼の視線と交差する。
黒曜石のような輝きを放つ美しい景色に浮かぶのは私だ。
私、この人のことが好きなんだと、改めて想う。
「好きです、燕さん……」
そして、五百城は私のリアルの世界の名を呼んだ。
