隣の年下くんがダンジョンの同居人につき、リアルでも溺愛始まりました

「なんでもないの。じゃ、おやすみ」

と、五百城から回れ右をして自身の部屋の扉の前へと向かおうとした。

その刹那「僕に用があったんじゃないんですか?」と、背後から声をかけられた。「慌てて、飛び出してうちのチャイムを鳴らしまくって……、なんでもない?」

五百城は忍びかなにかなのかな?

「か、鵲さんは? ログインすると連続でパーティー申請されてたのに、なんで私にパーティ申請したの?」

「やっぱり、マリン姫って鵲さんだったんですか」

「……あ」 

 話題を逸らそうとした私の口が誰より違反を犯している。

「まあ薄々そう思っていました。あまりにもアーマー壊れちゃって、新しい装備品買うまではキャリーできないって言ったんです。
そしたら、同じ装備品を贈るって言ってくれて。じゃあそれが手に入ったらまたゲームしましょうって」

「え、ムギちゃんの装備って、あのレアアイテムのやつだよね」