隣の年下くんがダンジョンの同居人につき、リアルでも溺愛始まりました

「まあ、そういう日もあっていいと思いますし、それにほら、料理よりも我々が仲睦まじいところを見せるのが目的ですし」と峯岸が私の肩を引き寄せる。
「こうして撮れば……」と峯岸が撮影した画像を見ると、ちょうど中央に五百城の頭が収められている。
「角度が悪かったですね……」と峯岸が再度取り直す。

 おかしい。
 何度撮影しても、五百城が映り込んでいる。
 これはもう、わざとだ。

「僕が撮りましょうか? お二人の偽装恋人の写真」と、五百城が告げた。途端に峯岸の表情がこわばる。

「お、お願いするー」このままでは埒が開かないので、五百城にスマホを差し出す。峯岸の隣にちょこんと座って写真を撮る。

 撮り終わったスマホを五百城が差し出す。
 私は可愛く写っているが、隣の峯岸はカメラをじっと睨むような表情を浮かべている。
 写真の出来栄えを確認してもらおうとスマホを差し出した。すると峯岸に手首を掴まれた。部屋の奥へと峯岸が突き進む。

 バスルームの脱衣所の扉を閉めるなり、峯岸は「どういうことです。どうしてあの男の子が、関係を知ってるんですか。人に話すのはリスクが大きいと思うんですが」と強い口調で告げる。