隣の年下くんがダンジョンの同居人につき、リアルでも溺愛始まりました

 考えてみれば五百城も鵲さんも学生だから、ゲームのログイン時間は必然的にマッチする。ゲームのレベルだって同じだし、このゲームに触ったことがないとしても、ゲームセンスで乗り切ろうと思えば出来ないことはない。
 このままでは捨てられるのは、私かもしれない。


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 今日は峯岸とお部屋デートという設定で会う日だ。協力的な峯岸のおかげで偽交際は順調である。今回は3回分のデートコーデを峯岸には持参していただくことになっている。デイリークエストもこうやって貯めておけるようになれば、鵲さんがムギちゃんを日々独占することもなくなるんだけどな。

 ムギちゃんとゲーム……したいなあ。

 峯岸リクエストのパエリアをちょうどオーブンから取り出したところで、玄関のチャイムが鳴った。予定よりもだいぶ早いが、料理の準備も大体終わったところだ。峯岸とのクエストが終わったら、ゲーム三昧しよう。
 玄関の扉を開けると、五百城が飛びついた。

「え、何」

 五百城に抱きしめられてしまい、何事かと驚く。

「……。烈火さんが、……足りないです」
「ムギ……くん?」
「……したい」