隣の年下くんがダンジョンの同居人につき、リアルでも溺愛始まりました


 何故そうなる?
 それではオクラ大臣の新人育成の目的に反することになる。
 なんて鵲さんに返信しようか迷っていると、ゲームのメッセ着信音が鳴った。

ムギ:マリン姫ってプレイヤーから、クエストのヘルプ頼まれたんですけど、烈火さんもクエストプレイヤーに呼んでいいですか。

 なるほど早速ムギを狙い撃ちしてきたか。

烈火:その子、オクラ大臣さんの同居人さんだよ。

 これぐらいは告げ口には入らないだろう。

ムギ:じゃあオクラさんにもリクエスト送りますね。

 そうそう、同居人とゲームをするが良い。と大賢者になった気持ちで鵲さんの行動を眺める。

ムギ:なんか、マリン姫さんが、クエスト同レベの僕とでクリアしたいみたいなので、ちょっと行ってきます。

 そう返信が戻ると、ムギの滞在エリアが、ダンジョンへと切り替わった。
 マリン姫とムギちゃんの2人でクリアできるかな。ムギなら装備も良い装備を持っているし、同レベ帯同士でもなんとかなるエリアのクエストだから大丈夫だと思うけど、バフがないし……ああ心配すぎなんですけど!
 もう気分は2人の母である。
 

烈火:マリン姫

烈火:クリア出来なかったら、いつでも呼んでよ。
烈火:そこのクエスト、しゃがみながら進まないと死ぬループしまくりで進めないよ
烈火:第二ボスのエリアで必ず、ピアノの下から鍵のアイテム拾ってね!
と、ダンジョンの注意ポイントを送り続けた。

ポンと音を立てて、メッセージが来る。

マリン姫:てかうざい。ムギ独占しすぎ、邪魔
 返信が来たあと、『このプレイヤーにはメッセージを送れません』と表示されてしまった。

 うそ、ブロックされた……。
 鵲さんに文句一つ言いたいところだったが既にブロックされてしまったので何も出来ない。流石に、連投でメッセージ送りすぎたか。てゆうか、ちょっとゲームだと傍若無人すぎない? 
 ゲームにも一応マナーってものがあるんだけど!

 いけないいけない。
 古参が新規プレーヤーをいびる図は作ってはいけない。