隣の年下くんがダンジョンの同居人につき、リアルでも溺愛始まりました


烈火:ゲームアカウント買ったの?
マリン姫:買ってません。自分で育てました。

 おそらく鵲さんは五百城のプレイしているゲームを調べた上で、アカウントを作ったのだろう。でもペテルギウスの星への居住権はレベル50以上につき、初期レベルではペテルギウスの星に住めない。レベル上げは果てしないほどの時間が必要になる。一瞬のうちにレベ上げを終わらせるなら。方法はひとつ、ゲームのアカウントを売っているひとから買うのだ。
 
 アバターのプロフィールを見れば一目瞭然である。ゲーム垢を売る際にそれまで遊んだゲームのフレンドの関係を断ちきるため、極端にフレンドプレイヤーの表示数が少なくなる。それにゲームアカウントを売る目的で育てたアバターなら、レベル帯の割に弱い装備をつけていたり、無課金装備だったり、武器も初期装備止まりだったりするため、見る人が見ればすぐに気づいてしまう。

 極め付けにマリン姫も元の居住地である惑星ラムダのフレンドが1人もいない。レベル80なのにフレンド数ゼロなどあり得ない。さらに無課金の衣装で、キャラメイクは無課金のアバターであるブルーのアザラシだ。
 どうにもアカウント売買用に作るサブ垢の特徴とマッチしてしまう。その傾向が全てアカウントを購入した人とは言い切れないけど、怪しい。


マリン姫:ムギとわたし同レベだからわたしとムギが一緒になって、あんたがオクラ大臣と組めば?