隣の年下くんがダンジョンの同居人につき、リアルでも溺愛始まりました

「そ、そんなこと言ったかなあ」と誤魔化したところで五百城の記憶は塗り替わることはない。
 凍死しかけた時の私、何を呟いちゃってるの。恥ずかしすぎる。

「あの人じゃないんですよね」
「う……ん?」
 曖昧に頷くと、五百城が「よかったです」と安堵したように口元を緩めた。

「だって、烈火さんが恋する相手は、ムギですよね」

 確かに!というより既に溺愛していた!

 だったら……、
 五百城のいう通りに、ムギちゃんに……恋してるのなら、
 どうして彼が向ける笑顔に、胸が高鳴るんだろう。