みちょ:「ほんまお洒落な場所を貸切とかなら、ウチも参加したーい」

 なんだかんだとみんなが乗り気になり、オフ会が開かれることが決定した。

 「これはもしや。ムギちゃんに会えるチャンス到来?」

 リアルでムギちゃんとカフェに行ったり、ゲームの話をしたりそんなことが可能になるかもしれない。

 烈火:「ムギちゃんはオフ会行く?」

 しばらくしてから、

 ムギ:「行ける場所なら」
 と、返事が返ってくる。確かに関西や地方だと行きづらい。泊まりがけでオフ会に出るという選択肢はない。とすると、時間と場所さえ合えばという回答は最もだ。

 ムギ:「烈火さんはオフ会行きますか?」
 烈火:「同じく行ける場所なら参加したいかな」 
 ムギ:「ですね」
 烈火:「どこでやるんだろう」 
 ムギ:「ですね」
 烈火:「都内だといいんだけど」
 ムギ:「ですね」 

 どうにも会話が弾まない。普段も口数少ないタイプだけど、今日は特にオフ会の話題になったら特にだ。乗り気じゃない……のかも。

 烈火:「ムギちゃん。オフ会に何か心配事とか、ある?」

 書き込んだ後、腕組みをしてしばらく待った。