隣の年下くんがダンジョンの同居人につき、リアルでも溺愛始まりました

「ムギちゃんじゃなくて、僕とプレゼント交換。しませんか?」

 ムギくんとプレゼント交換? 
 大学生の男子にプレゼントって、何をあげていいのか皆無である。
 
「じゃあ決まりで! 楽しみにしてますね!」

 五百城に押し切られる形でプレゼント交換が決定してしまった。
 プレゼントって、今時の男子大学生って何が欲しいんだろう。


 ***

 討伐イベントが終わり、交易エリアで何かお得なものは売ってないかなとゆったりお買い得品を物色している最中に、「実は年明けにでも、同居解消しようかなって思ってるんだ」と、源さんが発言した。

 プラネットのオープンチャットでの会話なので、プラネットの全員が聞いている。とはいえ、今は深夜1時過ぎ、ログイン数は片手ほどで、プラネットのボイスチャットを聞いているメンバーはキングやクイーンなどのプラネットの主力メンバーだけだろう。
 一体どうしてそんなことを言い出したのかと、疑問を抱く。
 同居解消なんて同居人と何かトラブルでもあったのだろうか。

 源さんの同居人はオクラ大臣さんだ。2人の同居は、いわゆるメリット同居である。源さんがクラフト職人で、オクラ大臣さんが武器商人。

 このゲームの同居システムを解消はきっと大きな理由があるはず。

  
 「レベルもカンストしていることだし、新人育成でもしようかと思ってね。プラネットの新人と組もうかと思うんだよ。
 ゲームを始めて、プラネットの住民になると、あまりにレベル差に圧倒されてしまい、ログインしなくなる勢も少なくはないしさ。
 ゲーム自体が熟してしまっていることもあり、新人離れが尽きないだろ。
だから少しはプラネットに貢献しようかと思ってね」